自律神経が死んでる話
昨年一昨年と、蕁麻疹に苦しんだ私。コリン性蕁麻疹なのか、自律神経の問題なのか……。今年は蕁麻疹にならなくてよかったな。そう思ってた矢先に悪夢が訪れるのです。
そう、このコロナ禍での「発熱症状」です。
37.2度くらいが平均で、毎日毎日発熱しておりました。6月はそれで仕事をお休みし、7月からは出勤日数を減らしてお仕事をさせていただいております。
さて、そんな発熱ですが、外気温がぐんと下がった火曜日から、なんと一度も発生しておりません。私は変温動物だったのかもしれません。
となると、冬場は低体温で苦しむのでは……？そんな感じに怯えてる八尋です。
気温差も激しく、気圧の上下も激しかったですが、皆さん調子はいかがでしょうか？私はなんとか働ける程度には生きてます。皆さんご自愛くださいね。
元恋人が鍵を返してくれない話
まず昨日の事だ。
母から鍵を交換してたでしょうと言われ、返してもらいなさいと言われたこともあり、私自身鍵の存在をその時まで忘れていたこともあり、鍵の返却を催促するに至った。元恋人が大学院を辞めたらしい事を友人から知り、以前バイトをしようとしてことごとく落ちていた事（男性戸籍であるが髪を伸ばしていたので、そこら辺が理由と当時は話していた）から現在無職と推測。同居人が障害者年金をもらっているが、そもそも2人で暮らせる額ではない上に、夫と別れてから受給される金額が下がると思われるので苦しい暮らしを送っていることが想像できる。まあ言ってしまえば、私の家への侵入の可能性がなきにしもあらずということである。
なぜそこまで考えてしまうのか。それは、元恋人の浪費癖である。この間焼肉に行ったのはTwitterで確認したし、昨日病院帰りにカフェに行ったことも同居人のTwitterアカウントの鍵が開いてたため確認済み。その前に親に金銭的支援を要求したが、お金が振り込まれていないと嘆くツイートを確認しているため、その状態ですら節制できない人が今後何やらかすのか信用ならない。そのため鍵の返却を迫ったのだ。
まずは連絡。Twitterや個人LINEはブロックされているのでDiscordで連絡を取ってみることに。この時はまだブロックされていなかったためメッセージを送り、通知を溜める人なので注意を引くため2回通話をかけました。しかし反応なし。1時間前にTwitterで呟いている上、FFプレイ中の表記とログイン中の表記がされていることから起きていることは確認済み。
しかし……
このように、通話をかけようとしてもかけることができず、フレンド登録をしなければならないこと、フレンド登録できないことからブロックを確認。
グループLINEで他の人を巻き込んで言うが、即退出。話すらできない状況。仕方がないので共通の友人関係がまだ残っているのか確認するため別垢を使いフォロワーを漁っていると、同居人のTwitterを発見。DMを開放していたためDMを送信するも無視。
ここまで頑なだと本当に侵入でも計画してるのかと不安になる私。仕方がないと思い最後の切り札である共通の友人に頼み込んで連絡を取ってもらうことに。そこではあっさりと「今は精神的に体調が宜しくないのでまた良くなったら八尋の家の郵便受けに入れておく」ことを話す元恋人。そして私はみてしまった。一応原文見せますねとLINEのスクショを送られてきた時、一瞬だけ「え〜そっちまで飛び火したの？」という言葉が見えたことを。絶対に許さない。
そして本日、「#9110」という警察に相談できる電話窓口で事の経緯を相談、家への侵入の可能性があるため相談履歴を残してほしいと連絡、相手の住所名前生年月日、おそらく無職であることなど含めて住居地の管轄の警察署へ連絡してもらうことになった。
結論から言えば、警察の方が今何か動いてくれるわけではないし、パトロールをしてくれるわけでもない。徒歩1〜2分のくせに家まで返しにくるのが難しいなら郵便で送っても構わないし、私に対して何か思うところがあり、接触を一切取りたくないのであればそれこそ警察経由で私に返却してくれても構わない。鍵が返却されずに退去までズルズルと引きずるようなら鍵の交換費用の負担をするよう請求するつもり。無駄金払いたくないならさっさと返せよな、どうせ見てるんだろという気持ち。
アセクシャルから見た「恋愛脳にする薬」の怖さ
さて、こちらはお気持ち表明の駄文ですので読んでいただかなくて結構です。負の感情を聞く余裕あるよって方だけ読んでってください。
情報源載せろよって方いると思うんですけど、人によってはつらくなるような作品を読者に踏んでほしく無いので、URL貼ったりはしません。感情をぶちまけただけのブログですけどほんと、余裕あったらでいいんで。怒りの感情とかに触れるの苦手だったりするなら速攻逃げてください。
そもそもこの作品においての無性愛とアセクシャル、アロマンティックの違いとは？ってとこから考えました。
最近はアロマンティックは恋愛指向、アセクシャルは性的指向と区別されるようになりましたが、無性愛とはなんなのかと。えーこれ、語る人によって異なるとしか言いようがありません。アロマンティック・アセクシャルを「無性愛」ノンセクシャル（ロマンティック・アセクシャル）を「非性愛」と表現する人もいますし、アセクシャル全般を無性愛と表現する人もいます。恋愛に絡めて説明されることが多いため、恋愛しない人（アロマンティック）全般を無性愛と表現する人もいます。
この作者さんは「恋愛しない人」として無性愛という言葉を使っているのかな？と最初は思いました（キスやハグは恋愛的スキンシップなのかな？そこら辺当事者としては議論したいとこですけども）。そのため、あぁ、単に知識がネットベースの方なんだなあと思って読み始めました。
そこで突然の「彼を恋愛脳にする薬」が出てきます。
……………正直めちゃくちゃびっくりした。
あっそうね、知識たりてないのね……当事者間のちょっとした認識の違いとかわかんないよね……と思って自分の気持ちを落ち着かせようとしました。
しかし、次のコマに「恋愛する脳 他者への興味と性的欲求をつなぐシナプス回路の形成過程について」の文字が。
あぁーーーーーーーーーーーー…………はい。えぇっと、分かっててやりましたか？
完全に「アロマンティック・アセクシャル」を「矯正」するというコミュニティが持つ地雷を踏み抜きにきましたよね？？？……そう思いました。
例えば「恋愛脳になる薬」とは言っても性的欲求に対する言及が無いんだったら色々思うところはあれど「脳内お花畑ちゃんかな？」と中指立てるだけで終わったでしょうが性的欲求について言及があるってことは「アロマンティック・アセクシャル」を無性愛と表現しており、ノンセクシャル（ロマンティック・アセクシャル）も知っている可能性が限りなく高い状態で、恋愛と性的欲求が結びついていることを「恋愛脳」とするなら「ノンセクシャル（ロマンティック・アセクシャル）」のしている恋愛って一体なんだ？と。知識不足？あれ、おかしいね？なんでそこだけピンポイントで知識浅くなった？他者への配慮を突然喪失するじゃん？？？？配慮って言葉息してる？？？？家出中か何かですか？？？？しかも「12年間」かけて薬の開発までこじつけて、「その間も彼に告白しては同じ理由でフラれ続け…」と続きます。いやいやいやいや！！お前ストーカーじゃん！？面と向かって拒絶されないことをいい事にやってる事ストーキングじゃん！？！！？？！
ふぅ、話がそれましたね。
要するに私は「アロマンティック・アセクシャル」の当事者の1人として「ノンセクシャル（ロマンティック・アセクシャル）」の「恋愛」という存在を否定することは許し難いんですよね。だって、私たちは恋愛感情がそれぞれある、ないと感じている事を互いに否定されたくないし、否定される謂れもない。長いんで1番短い「ノンセク」って言葉に略しちゃいますけど、ノンセクの方々のその「恋愛感情がある」という気持ちや姿勢を否定することは、私には出来ない。
けれどこの漫画、もう「恋愛脳」に「性的欲求」ってものをセットにしちゃってる時点で、まず「ノンセク」の「恋愛」という感情やあり方を否定しちゃってるんですよ。この時点でもう私はこの漫画厳しかった。（4枚ずつ8ツイートなので）32ページの漫画のたった3ページ目でもう「あ、ダメだ〜〜〜〜〜！！！！！」って思いました。知識が足りないとしても自分に都合よく性的指向を「矯正」するような漫画は厳しいなと思ったけど、粗探ししなくても、もう別の粗でてきちゃった！って感じ。
なんと言えば伝わるかな、同性愛者が「この薬を飲ませて相手とイチャイチャしたい」って言ってる漫画書いたら多分同性愛者の方だけでなくヘテロの皆さんから反感買ってたと思いますし、もっと身近な「同人誌」の例で言うのならば、ですよ。
「この薬を飲ませて相手とイチャイチャしたい」って女の子に薬飲ませて淫乱にさせる系のエロ本、ありますよね？あんな感じ。本当に恋愛関係にあるわけじゃないのに薬で無理矢理感情の回路変えて「擬似両思い」になって……こうやって説明すると女の子に人権なくてうわぁってなってきますね……。
あれ見てなんとも思わない女の人もいますよね（むしろ読んじゃうみたいな、私なんかは性自認女じゃないんで別次元の話に見えちゃうんですけど）。でも、エロ本とはいえ、同人誌とはいえ、ちょっと嫌だなって人もいますよね。はい、このちょっと嫌だなって思う感情をまず否定しないで欲しいなって読者として思います。被害者ヅラしないでね。
次に、このちょっと嫌だなって気持ちに明確な理由があります。同人誌の女の子の例では「人権がない」って言いましたけど、セクシャルマイノリティについて回る問題として「治療」あるいは「矯正」という大きな大きな地雷があります。そりゃあもうどのセクシャリティにも根深くね。
ちょっと前まで同性愛というものは「治療」するものでした。でも、今はその認識から少しずつ変わってきました。「治療」するということは同性愛という状態が正しくない、正常でないという事になる。その認識を変えていこうと、医療の方も治療要項から外したりしてきました。それが大体30年くらい前かな？いろんなセクシャリティで話し合われて、ようやく今日まで辿り着きました。セクシャルマイノリティは「治療」や「矯正」という言葉や態度にすごく敏感です。当事者以外からだと「え、そんなに！？」って思うかもしれませんが「恋愛脳にする薬」という存在が出てくるのならまず思うことが「恋愛しない脳は正常ではないからこの薬が作られたのだろうな」ということです。そうじゃなきゃ薬って作りませんよね、治しませんよね、伝えたいこと伝わりますか？
高血圧の薬って、高血圧の状態が身体にとって異常だから血圧を下げるための薬を処方しますよね。
恋愛脳にする薬って、そういう事ですよね？という結論に、私はどうしてもなってしまいます。特に今回の演出だと。
例えば「特殊な（あるいは強力な）惚れ薬を作った！」という作品だったならどれほど良かったかと思います。少なくとも「矯正」と「ノンセクの恋愛を否定」する要素は無くなりますし、そもそも無性愛が主人公である意味がなくなります。どれだけそれが自己満足で利己的で他害的な行為なのか分かってない馬鹿な主人公が1人で勝手に怪しい薬作って盛ろうとしてすったもんだしてればよかっただろうにと思います。
……でもこれ「研究費よくおりたよな」とか「少子化が深刻だからか？」とか恋愛脳にする薬のプレゼンしてる様子とかありますよね。つまり「治療薬」としてか、公的な何か研究理由があって（しかも主役男性は理由がわからない様子）研究されてるわけですよね。恋愛＝性的欲求＝性行為＝子供って感じに主役男性は考えてるみたいなんですけど、どうなんですか？これってアロマアセクの矯正、治療と何が違うんでしょうか。ちょっとご教示いただきたい。
ご教示いただけないのならこう私は伝えるしかない。「あなたのしていることは人権侵害だ」と。
そもそもどこからが「正常」でどこからが「異常」なのか論争はちょっと置いておきますが（哲学的な話になりますんでマジ私の知識量や語彙力で説明つくものじゃないです）、マジョリティと同じ感情を持たせる薬を一方的に盛ろうとしてる主人公を見てどうして「続きが気になってドキドキ」できるんだろうか。私はただただ男性側の人権が侵害されてる事にハラハラしていたよ……。
ヒラヒラの服を着ていてもサプライズをしても靡かない彼。
3ツイート目1枚目
「本当はお前を恋愛脳にする薬（毒）を盛りにきたんだけどな」とあります。
…………毒なんですね！！！？？！！！！
毒ってわかってるんですよねぇ！？？！！
アセクシャルにとってその思考毒なんで（？？？）
近づかないでもらっていいですか！！！？？！？
そんな気持ちになりましたね…………。
もうこの時点で読む気がだいぶ失せていました。
４ツイート目2枚目
「他人への興味」と「性的欲求」の回路を繋ぐ薬とあります。
えぇっ！！！待って待って！！！他人への興味が性的欲求に繋がるの？？！！！！それ人間関係が深ければ誰とでも恋愛関係になるってこと？？？？！！！そういうわけじゃないんだよね恋愛の基礎研究してるんだよね！！？？え！！！！！と脳がバグりはじめる。恋愛？？？？恋愛とは？？？？？ここでいう恋愛の定義とは？？？？？ノンセクの恋愛を否定してまで作った恋愛の定義ペラッペラじゃない？？？？？？そこまでしてハイリスクローリターン過ぎない？？？？？
そんでページ進めてきたら「私は智之の気持ちを無視して事に運ぼうと」と罪悪感を感じているシーンが出てきます。
え！！！！！！！！！！
いまさら？？？？？？？？？？？！！！！！！！
でも私にはこうするしか……！
じゃ、ねぇよ！！！！！！！（机を叩きつける音）
事情説明後「だって、一回でいいから智之とイチャイチャしてみたかったんだもん……！（涙）」
はぁ〜〜〜〜〜？？？？？？(´⊙ω⊙`)
人権侵害して言うことがそれ？？？？？？ガキか？？？？？？
そして？主役男性が何を思ったか薬を自発的に飲み？よくあるキラキラ演出？からの「この薬危険！」
はぁーーーーあ、どっと疲れました。いや、きっついっすわ。もうね、見た1番最初から感想が以下のツイート
「あの作品には素直に「は？」という気持ちしかなかった。
そのあと「やめて、私たちを語らないで」という気持ちになった。
最後まで見て脳が止まった。これのどこが良い話？って。だからリツイートもいいねもしなかったけど……みんな見てんだねぇ。」
もうね、今も語彙力ないけど最初は「は？」としかならんかったよ。脳が拒否してた。みんながわいわいしだして冷静に読み直した結果がこのブログ。いや冷静なのかこれ？って感じ。
さーて、私の作品を見た時の感想をさっくり紹介して4000字超えたわけですけどもいかがでしょうか、何か伝わったでしょうか。それか、賛同か反論かあるでしょうか。
私はこの作品に物申したい。作品として公表するのは構わないし、そこに介入するつもりはないけれど、配慮のない作品であったという自覚はしてほしい。謝罪が欲しいのではない、事実を受け入れて欲しい、被害者ヅラしないで欲しい。事実から目を背けて逃げないで欲しい。
逃げられるとさ、もう理解する気も何もないんだなって思っちゃうよね。それなのにさ、BLは当事者の世界を住みやすくしていると思うんですと言う発言？え、馬鹿にしてんのって思っちゃったよね正直。
私はゲイの気持ちは分からないけど、BLが当事者に何か恩恵を与えたとは思ってない。それと同じくアセクシャルが登場する作品が私たちに何か恩恵を与えるとは思えない。
あなたのしてることはね、BL漫画で異性愛になる薬作った！って女性がゲイ男性に薬盛って異性愛者にさせて無理矢理両思いにさせようとする、そんな「意味のわからないラブコメに見せかけた人権侵害」を見せているだけだよ。とても怖いね、私はすごく怖かった。そんな目でアセクシャルやアロマンティックが見られたら嫌だなと思ったし、この作品で私たちのラベルが広まって欲しくないと思った。
例のノンセクシャルの漫画は何が伝えたいのか明確にあって、それを理解できたか、受け取ることができたか否かで感想が変わってしまった印象が強かったが、今回のは「当事者からしたらただのホラー」であり、属性を使って弄ばれたって感じ。関わってくんなレベルの行為。叩かれてんのもしょうがないでしょってブログ書いちゃうレベル。
少なくとも明確な人権侵害ともとれる作品の描き方とノンセクの持つ恋愛感情の完全否定に関して気になりました。他はとりあえず目を瞑ります。やたらめったら叩くのはやめます。ここら辺で筆を置きましょう。それでは。
名字のこだわりについて
私はずっと名前が嫌いだった。少なくとも転校を経験した小学2年生の時には名字で呼んでくれと周囲に喋っていた記憶がある。名字だけが自分の名前だった。名字だけが私を意味するものだった。それを23年間、ずっと続けていたから名字が変わるなんて絶対に嫌だと思っていた。
それがひっくり返ったのが今日だった。
私は考えや感情を自己分析するのが苦手だ。人に話してやっと言葉にできる。話し相手が必要なのだ。そんなわけで、今日はツイキャスでいろんな話をしていた、その中で名字の話に触れた。
私を指し示す言葉が名字だけだったのはもう過去のことだ。名前を変えた、自分が納得のいく、自分が考えた、自分だけの名前になった。私を意味する言葉が名字だけではなくなった。それに気付いたらスッと「名字」というものへのこだわりが解けていった。
名前がずっと嫌いだった、忌み嫌うものだったのはもう過去のことなのだ。もう、その名前は捨てたのだ。その答えを導き出せたのが今日の収穫。また別の話もあるけれど、それはまた今度で。それでは。
TERFと呼ばれる人の意見、割とマジでキツい
そう言いつつも、いつでも振り返れるようにいいね押してるんですがね。そして後で振り返ってダメージを負う。それでも、私の中でその意見を繰り返し問答する意味があると思ってます。
こうなりたくはないなあと正直に思いますし、なにより自分が聞いててつらくなる。あ、私は「フェミニストは女性しかなれない」みたいなこと思ってないので、発言者が男性か女性かそうでないかは関係ないです。例えば誰々のこの意見、みたいなことは荒れるのでしませんが、例えばTERFと呼ばれる人たちの主義主張、それが差別的であり、ヘイトスピーチにあたる人権侵害である時が多くあります。対抗する意見にもまた同じことが見受けられる時や、過激な言葉選びをする人がいるのであんまり強く言えないんですけど、それを見ると心が痛むんですよね。私はXジェンダーに当たる無性、あるいはAジェンダーを自認しており、社会に自分が適合する性別が存在しない状態です。なので、仕方なく女性として生きてるし、障害もあるので治療を受けて体をいじって維持して、みたいなことができる未来は描けません。女性でいることは苦痛だし、女性の中にいることも苦痛。だからといって男の中に入っていけるかと言われれば無理だと思うし、どんなに良い治療をして、どんなに努力して体型作っても私が23年間女として生活してきた癖や感覚、女として適応してきた経験が消えて無くなるわけではない。どんな生き方をしようと、今の社会では私は私として受け入れてはもらえない。それは事実。新しい性別という枠を作ってくれたら、とすら思う時もなくはないです。でも、その枠組みに入りたい人と入りたくない人がいて、入りたくない人を勝手に他人がそこに押し込めるのもなんだか違うと思うし、どんな理屈こねてもヘイトスピーチを垂れ流すのはやっぱりおかしいと思う。
私は私の性別を受け入れてもらいました。診断書を作ってくださった医者や、改名の際に担当してくださった裁判官に。あの時の嬉しさを忘れることも、無かったことにすることもできません。あの時認めてもらえなかったら、そう思うと絶望で目の前が真っ暗になっていたことでしょう。もう生きていくことはできないと思ったかもしれません。トランスジェンダーの方々は、日々そんな思いをTERFと呼ばれる人たちからさせられているのかもしれません。そう思うと悲しく、苦しく、心が痛みます。
TERFと呼ばれる人の意見は、時折「なるほど」と思わせます。そういう人たちがいるのか、私はそれをどう解釈し、どう答えを出せば良いだろうかと悩みます。そして、いつも考え込んで答えが出ないまま、苦しさに引きずられながら気持ちが塞ぎ込んでしまいます。最近Twitterに浮上しないのも、そういうわけがありました。他の事情もまあ、あるにはあるんですけど。最近……最近？大量に流れてくるようになって、ああ無理だと思った次第でございました。ブロ解する決意がついたのは、やっぱりキツいもんはきついし、時々流れてくるとかそんなレベルじゃなくなって、先日久々にバイトに行けないほど落ち込んでしまったからです。いやあ、あの時話題になったあの人、私がここで批判したあの人ですよ。あの人の時もそうだった。あのレベルでもう見てられないって思ったんです。この際荒れるとか角が立つとか気にせずはっきり言いますけども。
うん、話を戻しましょう。TERFの話でしたね。正直に言うと誰がTERFと呼ばれていて、誰がそうでないかなんで分かりません。分かりませんが、トランスジェンダーを頑なに認めない、受け入れない、人として見ていないその意見が、トランスジェンダー差別ということは分かります。私はアロマンティック・アセクシャルであり、性別無性のAジェンダーであり、そしてアライでもありたいと思ってます。そのせいか、その人ひとりひとりの意見や解釈を否定することが、私には難しいです。特にアロマアセク以外の性的指向と性自認に関してはちんぷんかんぷんですし、なんならアロマアセクですら文献が海外のものが多くてわからないことばかりです。だから、口出しできないというのは実情としてあります。LGBTヒストリーブックというものを読んで、同性愛者やトランスジェンダーの人々の歴史を知ってもなお正直なんもわかんないです。分かったなんて口が裂けても言えません。だって、異性愛のことすら分からなくて理解できてないですから。ただ、どれだけ悲惨な過去があったかということだけを知りました。それを踏まえて私が言えることがあるとすれば、ヘイトスピーチをやめてくれ、過激な言動をやめてくれ、言論の自由というのなら、せめて言い争いではなく話し合いくらいの調子で話してくれ。頼むから、そこに一握りの優しさと、人権意識を持ってくれ。それしか言えません。
女性を守るため、という言葉があります。ええ、女性も守られるべきです。でも、トランスジェンダーであろうと女性は女性で、男性は男性だと思うんです。もしもそれが「悪用」であったなら、法で裁かれるべきであると思っています。
被害者が出るまで放置するのか？被害が出てからでは遅いと言います。ええ、そうかもしれません。でもね、たとえば犯罪はどんな罰が待っていても起きています。犯罪を犯しそうだから、その人の人権を侵害して未然に防ぐということは倫理的にできないと思いますし、してはいけないと思います。だって、その人はまだ犯罪を犯していないから。
性犯罪の多くは男性が加害者です。ええそうですね、数字としてはそうです。女性の権利向上とか、女尊男卑な世界にしたいとかそういう思いではなく、私はただ純粋に「性犯罪による刑罰が軽いのでは？」と思っています。そして、社会からの認知の歪みようったらありません。女性から男性へのセクハラなんかもそうです。軽視されすぎている。コントロールできないものと思わされている。他者に危害を加えるような「反社会性」の気質であるとみなされても良いのではと思うのに、命が失われてもなお「性犯罪」に対する社会全体の意識は低いまま。それはあまりにもおかしい。でも、それとこれとは話が違うと思いませんか？性犯罪に対する社会の意識変化も必要ですが、それを人権侵害の理由にしてはいけません。犯罪者が変装して逃亡する可能性を無くすための「変装罪」とかそんな感じのが昔、トランスジェンダーの方が異性装をすることすらを罪としました。前開きのシャツのボタンが左右違うだけで捕まった、そんな時代がありました。それと同じことを繰り返すのですか？他人の人権を侵害して守られるのは心地よいですか？私はそうは思いません。そう思わないからきっと、TERFと呼ばれる人の意見がつらいのだと思います。
私にはまだ立ち向かう力はありません。知識も経験もありません。声を上げることすらできません。でも、それでも、私の気持ちを無かったことにもできません。ぐちゃぐちゃと悩んでも、やっぱり私はトランス排除を受け入れたり、理解することはできません。（覚えとこう、といいね押したりはしますけど、いいね押したからって賛同してるわけではないんですよ。ブックマークができる前からTwitter使ってると、新機能をいつまでも使いこなせないんですよね）
私の考えは結構揺らぎます。でも、根本的な部分は揺らがないです。差別はできない、排除はできない。どんなに考えてもやっぱり、無理なものは無理でした。だから、時々こうやって吐き出そうと思います。何か書こうと思ったら、やっぱり書くべきだと思いました。その決意を胸に、筆を置こうと思います。では、また何か書くことがあったら。
おひさしぶりです。
いや、特に書くことなんもないんですけど、なんか書かなきゃなあと思って更新します。
今年就活生の皆さんは就活状況いかがでしょうか。私はこの時期になって就活を再開しました。いやあ、なかなか厳しいもんですね……。月曜日に面接と筆記、小論文があるそうです。何も対策できてませんので受かる気がしません……。ああ、社会の歯車になることもできずに奨学金返済や年金の支払いに怯えて暮らすことになる……。それは嫌……。
ということで少し足掻こうと思います。月曜の面接は前に一度落ちたところ。受かる可能性が1ミリでもあるならチャレンジしたい。
そういえば、卒論も書き終えてだいぶ暇になった（バイトは忙しいけれど）ので、団体の活動とか再開したいですね、オンラインでもいいので。
来年はどうなるかなあ、札幌のレインボープライド。コロナが落ち着いてたら、何かしたい気持ち半分、私に何ができるの？という気持ち半分。名刺サイズのアセクシャル紹介カードとかいいかなぁ。むしろA5サイズの方が貰いやすいかも？（前に作ったフライヤー余ってるのでそれ配るのが優先ですかね）新たに作るなら軽く定義を書いて、ブラックリングの意味とかちょっと添えて。アセクシャルって存在をセクシャルマイノリティに興味がある人だけでも広めたいなあ。1番やりがいがあるのはボランティアスタッフになることかもしれないけど、私の体力が持つかどうか……。
そんなことに悩むよりまず団体の活動ですよね、何をしようかなあ。やれることはやっちゃった感じだし、新たに何をするかと言われてもなぁという感じ。正直オフ会的なの開きたい。人に会いたいよね、エデンが閉店したのは痛手だなぁ……。ああいう空間、好きなので。だから今は、コロナ終息を願って大人しく感染対策して生きるしかないですね。ほんと、頼むよ……コロナで割と人生狂ってるのよ……。
あ、電車が目的地に着きそうです。グダグダ垂れ流すのをやめ、筆を置きましょう。それでは。
